注文住宅を建てる計画を持つ方は、理想とするデザインをある程度頭に描いていながらも、どのようなスタイルが良いのか判断できない方も少なくはありません。
施主の希望を反映させることができる注文住宅は、後から後悔しないように、事前に徹底した調査を行うことが良い方法ではないでしょうか。
各ハウスメーカーが建てている住宅を全て見学することは難しいものなので、注文住宅を得意分野にしているメーカーのホームページを確認する方法と、各社のパンフレットを請求することが第一歩と考えられます。
ホームページでも実績を写真で掲載していることが多く、パンフレットでも複数のバリエーションを掲載しているものなので、注文住宅を建てる地域に対応するメーカーの情報をネット上から把握をして、気になったメーカーがあればモデルハウスを見学することで、施主が思い描いていたデザインに近いモデルハウスを探すことはできます。
見学の際にはメーカーのスタッフが説明をしながら内覧を行える環境があれば、後から失敗に感じてしまうことも無くなります。
注文住宅では、後になって失敗をしたと感じる人も一定数で存在します。
そういった人達が失敗をしたと感じる代表的なものに、生活動線があります。
生活動線は、注文住宅を設計するときに必ず考えなくてはならないもので、しかも現実的な観点から設計をする必要があります。
設計をしていくときには、現実にその間取りを見ていくわけではありませんので、あくまでもシミュレーション上で状況を判断していくことになります。
そのため、理想的なデザインなどを提案したにもかかわらず、実際に生活をすると生活感が窮屈になってしまっていたという事態が発生しています。
基本的に、日常生活を行う上でキッチンやリビング、そしてトイレなどの行き来が多い場所では、スムーズにそれらが機能するように考えるのが当然です。
注文住宅であっても、これらの生活動線を無視した間取りをとってしまうと、シミュレーションでは良かったのに実際に暮らすと良くないものになりかねないので注意が必要です。